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2016.09.09

日本国内で麻疹感染拡大の恐れ

麻疹ウイルス

強い感染力を持ち、高熱や発疹など重い症状が出る麻疹(はしか)の国内発症者が急増しています。本年8月24日までの患者数は32人でしたが、その後の1週間で倍増し、昨年の年間患者数35人を上回る勢いです。

厚生労働省によると、本年7月下旬に関西国際空港を利用した6人が、中国で流行する同じタイプの麻疹を発症しており、その後、関西国際空港や14日に千葉県の幕張メッセで開催されたコンサートにおいて感染が広がった恐れがあります。特に関西国際空港では、空港職員や治療にあたった医師を含めた集団感染が確認されています。

麻疹は感染力が高く、潜伏期間は1~2週間。日本は、昨年から世界保健機関(WHO)から「麻疹が排除状態にある」と認定されています。しかし、国内で持続的に広がれば「排除状態」でなくなる恐れもあり厚生労働省は注意を呼びかけています。

なお、麻疹とは、麻疹ウイルスによる感染症で、感染すると10~12日の潜伏期間を経て、熱や咳、鼻水など風邪のような症状が表れます。目やにや、目の充血が多くみられ、発熱から2〜3日後に顔や体に発疹が出ることが多く、重症化すると肺炎や脳炎などの合併症を起こし、死亡することもあります。感染力が強く、空気感染のほか飛沫や接触によっても感染するほか、免疫を持たない人が感染すると、ほぼ100%発症します。特効薬はありませんが、日本では1978年から定期接種となっている予防接種で発症や重症化を防ぐことができます。

関連リンク:

はしか、感染拡大の恐れ 1週間で患者27人…関空から関東へ?封じ込め急務(産経新聞)
関空で“はしか”集団感染32人 近隣施設にも感染者(Yahoo JAPAN ニュース)
厚生労働省 麻しんの広域的発生について

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