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JIGH

2017.01.04

新年のご挨拶

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新春のお喜びを申し上げます。

2016年は激動の年でした。国内外の政治・経済・社会状況を大きく揺るがすニュースが多かったように思います。英国のEU離脱や米国の大頭領選挙結果は、「何が起こるか分からない」、「予測がつかない」という衝撃を我々にもたらしました。私たちは、今までの常識が全く通用しない世界へと突入しているのかもしれません。

こうした不確定な要素の大きい時代においては、いたずらに不安を煽ることではなく、また、根拠のない楽観論を振りかざすことでもありません。自分たちがどこに向かっているかを示す羅針盤を持ち、様々な変化に柔軟に対応しながら、繰り返しやってくる大小の波を乗り越えていくことが必要です。

パッチワーク的な制度改正による部分最適を繰り返してきた日本の社会保障制度は、長期的な視点に基づく変革が必要であり、単なる負担増と給付削減による現行制度の維持ではなく、価値・ビジョンを共有し、保健医療の再構築をする時期に来ています。 これは、グローバルヘルスの世界でも同様です。

保険医療は、従来からの公的医療保険という「制度」に依存し、主に狭義の「医療」サービスに注力してきた時代から、地域活動のプラットフォームとして、市民、医療介護機関等はもとより、企業、アカデミア、行政等による エコシステムの中核的な役割を担う時代へと移行する歴史的要請の最中にあります。

医療機関や現場の専門職のがんばりに依存するお任せの時代は終わりつつあります。「ひとりひとりの力」を引き出し、開花させるための準備が今始まっているのです。つまり、無限の工夫と知恵、いわばイノベーションの好機なのです。

2017年もよろしくお願いいたします。

JIGH代表理事 渋谷健司

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