2015.04.20
「日本のODA3割減」- 開発援助委員会(DAC)が2014年における政府開発援助(ODA)の実績(暫定値)を発表
2015年4月8日、経済協力開発機構(OECD)の開発援助委員会(DAC)が、2014年におけるODAの実績(暫定値)を発表しました。発表によると、日本のODA実績支出総額は156億2954万ドルであり、前年比30.6%減。円借款の返済分を差し引いた支出額も前年比20.7%減の91億8829万ドルでした。減少した主要因は、円安によるドルベースの金額の減少と報告されています。
表1:G7の2014年におけるODA実績支出総額の比較
出典:外務省.「2014年におけるDAC諸国の政府開発援助(ODA)実績(暫定値)」.
実績支出総額減少により、DAC加盟国28カ国のうち、日本は米国、英国、ドイツに続く4位となり、前年の2位から順位が下がりました。
表2: OECD加盟国の2014年におけるODA実績支出総額による順位
出典:外務省.「2014年におけるDAC諸国の政府開発援助(ODA)実績(暫定値)」.
参考文献
・The Wall Street Journal (Japan). 「日本のODA3割減=円安影響、国別4位に—14年」. 2015年4月8日. http://jp.wsj.com/articles/JJ11457846354832314195516633171581198397791 (Accessed 16 April 2015).
・外務省.「2014年におけるDAC諸国の政府開発援助(ODA)実績」.2015年4月15日. http://www.mofa.go.jp/mofaj/gaiko/oda/about/yosan/page23_000051.html (Accessed 16 April 2015).